ボーラス年代記：双子と双子（ストーリーネタバレ）。

2018年6月14日 Magic: The Gathering コメント (5)

斜め読みしていると話が飛んで分かりづらいが、タルキールの《龍の大嵐》から《始祖ドラゴン》が産まれて、それがドミナリアに「7つの卵」を落とし、それがエルダードラゴンの始まりだったのかな？

エルダードラゴン
《アルカデス・サボス》
《クロミウム》（クロミウム・ルエル）
《パラディア=モルス》
《ニコル・ボーラス》
《暴虐の覇王アスマディ》（本名未出）
《精霊龍ウギン》（本名未出）

そして、このストーリーで退場するメレヴィア・サール。

「待ってて」片割れを鋭い瞳で見つめ、もう一体が言った。「きみは、ニコルだよね」

「そうだよ。しー、黙って、ウギン。あれを見て。あいつら、何をあげようとしてるんだろ？怪しいよ」

こいつら双子だったんか、と思ったけど容姿似てるよなぁ確かに。

「急いで、ウギン！まだ間に合うよ。お姉ちゃんまだ戦ってるんだ！」

何この可愛い生き物。

「だめだった」とウギン。

　怒りの熱がニコルの心深くに沸騰した。あいつらを燃やしてやる。燃やしてやるんだ。

　ウギンは彼の右後ろ脚を掴んでニコルを止めた。「相手は沢山いてこっちは二体だ。それに僕らはお姉ちゃんより小さいだろ」

「僕らは無傷だ」

「お姉ちゃんにしてあげられることは何もないよ」

「仕返しできるよ。あんなちっぽけな奴らが僕らを攻撃するなんて許しておけない」

「まずみんなを見つけようよ。数は力だよ、あの狩人たちのように。あいつらも一人だったらお姉ちゃんを倒せるわけなんてなかった」

「みんなって？」

「一緒に落ちてきた他の龍。お兄ちゃんとお姉ちゃんたち。気付かなかった？」

　ニコルは雲のない空と眩しく輝く太陽を見上げた。太陽は圧倒的で、他の何よりも堂々と輝き、眩しく力強く、影や恐怖とは正反対の存在だった。

ウギン、小さい頃から悲観的なやつだな。
だからボーラスもウギンを嫌っているのか。
しかもボーラス末っ子かよ！

「僕は飛べるよ」とニコル。

　熱狂した吠え声の合唱が強まり、数匹の犬が空地へ駆けこんできた。アドレナリンが湧き、彼を急かした。ニコルは先頭の犬へと飛びかかり、一噛みでその頭部を切断した。塩味の血が口に浸み、数度咀嚼した後に飲み込んだ。味わえればもっと良かったのだろうが、脇腹に歯が引っかかった。他の犬が彼を取り囲み、噛みついていた。

I can fly! You can fly! We can fly!
龍にもアドレナリンって出るんだ？

　すぐ近くにクレーターがあり、その中には一体の龍の死骸があった。自分やウギンよりもずっと大きかった。それは落下を生き延びられなかったのだ。

「どっちのほうが嫌かな」彼は尋ねた。「孵らないのと、孵ったけどすぐに戦いになって、怖くて熱くてでもすぐに死んじゃうのと」

あれ、落ちてきた卵は7個。
孵った卵は（ストーリーで確認できる数で）6個、ここで死んだ卵が1個。メレヴィア・サーレが死んでるから・・・アスマディどこ？
過去の設定ではクロミウム、アスマディ、パラディア=モルスが従兄弟だったはず。

　ボーラスは声をかけた。「ねえ、みんなに追い付くんだろ。狩人のことを伝えないと。どうやれば仕返しできるかを考えないと。急ごうよ！」

　ウギンは穏やかな視線をニコルへ向けた。その両目は謎を秘めた水晶のように深かった。

「龍爪のヤソヴァよ、そなたを探す者がある。我がもとへ来たれ」

アスマディはとりあえずよく分からんけど、ウギンは産まれた直後で既にゲートウォッチストーリーの1250年くらい前の人たちと交信しておる。
そして、産まれたてのウギンと交信したヤソヴァの孫娘は《ウギンの墓》へと向かうことに・・・。

こんなに純粋だったボーラスが歪んだのはPW化したからなのか、はたまたウギンが何かやらかしたのか・・・。